星がこぼれてきそうだと 確かに僕はそう言った

雲がどんなに出ようとも あの星空はそこにある

信じて待った

いつまでも



月の光は雲さえも 超えて僕らを照らし出す

あんな小さい星たちに そんな光はないけれど

雲がどんなに出ようとも あの星たちはそこにいる

輝くことをやめないで いつでも空で待っている

信じて待つんだ

いつまでも



寒い寒い冬の夜に 僕は多くの星を見た

こぼれてきそうな星たちを 見守って僕はこういった

きれいだね

自然と口からこぼれた言葉

気付けばこぼれていた言葉



そのとき ひとつ

星がこぼれた



輝く月のすぐ下を しゅっと一瞬かけぬけた

僕は願った その星に

輝く星の永遠を 消えない星の輝きを



こぼれた星を拾うため

雲はひろがる 空にある


  

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